武装集団が村を襲撃、134人死亡 アフリカ・マリ
(CNN) アフリカ西部のマリで、武装集団が村を襲撃し、女性や子どもを含む134人が死亡し、55人が負傷したことが25日までにわかった。国連が明らかにした。
襲われたのはマリ中部にあるフラニ人の村。国連によれば、フラニ人はイスラム過激派とのつながりを非難されるなどして、繰り返し襲撃の標的となっているという。
マリ政府は、襲撃者を捕らえて法にのっとって処罰するために最大限の努力を行うと明らかにした。政府はまた、人々を保護し、社会的な一体性を生み出すための条件を整え、国の和解を促す取り組みを引き続き進めると述べた。
マリ政府は24日、自衛組織を名乗る集団の解体を宣言した。この集団が今回の襲撃に関与したかどうかは不明。この集団はドゴン人によって構成されている。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは昨年、フラニ人を標的に襲撃を行い、死傷者を出したとして、この集団を非難していた。
マリには約300万人のフラニ人がおり、伝統的に遊牧民で、大部分がイスラム教徒。