日本の商業捕鯨、31年ぶりに再開 初日は2頭
(CNN) 国際捕鯨委員会(IWC)を脱退した日本が1日、31年ぶりに商業捕鯨を再開した。初日は北海道の釧路港でミンククジラ2頭が水揚げされた。
IWCは1986年に商業捕鯨を禁止したが、日本は昨年12月にIWCから脱退。国際社会の批判を受けながらも、領海と排他的経済水域(EEZ)での商業捕鯨を再開した。
釧路からは1日、5隻の捕鯨船が出港した。山口県の下関港からも同日、沖合捕鯨の船団が出発した。
水産庁は同日、今後半年間で捕獲できる頭数の上限を発表した。当局者らは持続可能な枠内にとどめると強調している。
7~12月の上限はミンククジラ52頭、ニタリクジラ150頭、イワシクジラ25頭と設定された。日本は2017~18年、国際条約に基づく調査捕鯨で596頭を捕獲していた。