造幣局から記念金貨を強奪、2.6億円相当 メキシコ
(CNN) メキシコの首都メキシコ市の造幣局に強盗が押し入り、1567枚の記念金貨が盗まれたことがわかった。被害額は推計250万ドル(約2億6000万円)に達するとみられている。
犯行は6日の昼間に行われた。警察が強盗の行方を追っている。
強盗2人が造幣局に侵入して警備員の銃を奪い、そのまま警備員を制圧した。その後、金庫から1567枚の金貨を持ち去った。
盗まれたのは「センテナリオ」と呼ばれる記念金貨。メキシコの金融機関バノルテによれば、額面は50ペソ(約270円)だが、3万1500ペソ(約17万円)で取引されるという。この数字を当てはめれば、被害額は約250万ドルとなる。
警察はCNNの取材に対し、容疑者の動きを捉えた防犯カメラの映像を調べていると明らかにした。
初期の捜査で、警備に関する手順が守られていなかったことが判明した。警備員や犯行時に働いていた職員2人が事情聴取を受けている。