トルコでM6.7の地震 15人死亡、500人超負傷
(CNN) トルコ東部で24日夕、マグニチュード(M)6.7の地震があり、当局によると少なくとも15人が死亡、500人以上が負傷した。
トルコのソイル内相によると、地震は東部エラズー県の町シブリス付近で発生し、少なくとも10棟の建物が倒壊。同県で10人、隣接するマラティヤ県で5人が死亡した。
同国イフラス通信の映像には、救急要員が倒壊した建物から負傷者を救い出す様子が映っている。ソイル氏によると、エラズー市では不明者30人の捜索救助活動が行われているという。
倒壊した建物の中に生存者がいないか捜索=マラティヤ県/Volkan Kasik/Anadolu Agency/Getty Images
緊急事態管理当局によると、負傷者のうち2人は重体。
ソイル氏は、本震発生後に15回の余震が感じられ、最大のものはM5.4の規模に達したと説明した。
米地質調査所(USGS)によると、震源の深さが10キロと比較的浅かったため、地表で感じられる揺れが増大した。計約50万人が強い揺れ、または非常に強い揺れを感じたという。イラクやシリア、レバノンを含む他の国でも揺れが感じられた。
USGSの初期段階の推定によると、被害は比較的局所的になるとみられる。
倒壊した建物=エラズー県/Ismail Sen/Anadolu AgencyGetty Images
地震により地元テレビの生中継が中断する場面もあった。同局の映像には、司会者4人が会話を交わす中揺れに襲われる様子が映っている。
トルコのエルドアン大統領は25日未明、地震発生を受け、全ての関係省庁が市民の安全を確保するための措置を講じていると説明した。現場には内相や厚生相、環境相が派遣された。