アジアで麻薬密造が急増、コロナ禍にもつけ込む 国連報告
報告書はまた、安いメタンフェタミンをこれらの国へ大量に流出させて値段を抑え続けて需要と利用の増大を生みだしたとも分析した。
UNODCは、複数の大規模なメタンフェタミン製造業者がカンボジアとミャンマーのシャン州に「店」を開いたとみられる形跡も突き止めた。シャン州は麻薬取引を資金源にしていると非難される民兵組織と軍閥の勢力圏ともみられている。
カンボジア当局は昨年、5カ所で合成麻薬の製造拠点を解体に追い込んだ。うち4カ所ではメタンフェタミンを手がけていた。カンボジアで秘密のメタンフェタミン製造拠点が発見されたのは14年以降で初めてだという。