森林火災多発の北半球、二酸化炭素の放出量が過去最高を記録
コペルニクスの専門家、マーク・パーリントン氏は「火災の件数、焼失した面積、火災の激しさや持続性も異常さが際立っていた」と指摘する。
シベリア北東部サハ共和国の森林火災は6月に発生し、8月下旬になってようやく縮小を始めたが、一部の火災は9月に入るまで続いた。
パーリントン氏によると、シベリアの6~8月の放出量は、コペルニクスが観測を始めて以来の過去19年に記録された量の2倍以上と推定される。
一方、カナダの一部や米太平洋岸北西部、カリフォルニア州では6月下旬から7月初旬にかけて大規模な火災が発生。一部は今も燃え続けている。