豪、留学生や日韓旅行者の受け入れ再開へ ワクチン接種が条件
(CNN) オーストラリアのモリソン首相は22日、外国人留学生と熟練労働者、日本と韓国からの旅行者について、新型コロナウイルスワクチンの接種が完了していることを条件に受け入れを再開すると発表した。
モリソン氏は、新型コロナ感染拡大で打撃を受けた経済の回復を最大限に生かすため、来月1日から受け入れ再開に踏み切ると述べた。
入国時には従来通りの有効なビザに加え、ワクチン接種証明と検査の陰性証明を提示する必要がある。
オーストラリアは今月初め、ワクチン接種を受けた市民と永住者、その家族に対する出入国制限を緩和していた。
連邦レベルの厳しい隔離措置も免除されたが、州独自の隔離義務には従う必要がある。
シドニーのあるニューサウスウェールズ州、メルボルンのあるビクトリア州はすでにワクチン接種者と12歳未満の子どもの隔離を免除している一方、西オーストラリアなど複数の州は引き続き入国後14日間の隔離を義務付けている。
これに先立ち、同国は21日からシンガポールとの間で、ワクチン接種を条件に隔離なしで相互の渡航を認める「トラベルバブル」を導入した。