キエフ市長、ロシアに警告 「あらゆる事態について準備」
(CNN) ウクライナ・キエフのビタリ・クリチコ市長は12日、CNNの取材に答え、ロシアの軍隊がウクライナ国境付近に集結している事態に関連して、「我々はあらゆる事態について準備している」と述べ、ロシアに警告した。クリチコ氏は元ボクサーでヘビー級の王者だった経歴を持つ。
クリチコ氏は、緊張が高まった場合には、国の独立と一体性を守るための準備をする必要があり、民間防衛活動の準備も必要になるとの見方を示した。
クリチコ氏は、そうした事態が起きてほしくはないとしつつも、準備の必要があると言い添えた。
ウクライナとロシアとの国境付近ではここ数カ月間にわたって緊張が続いており、ロシア軍は国境付近に10万人を超える兵力を集結させている。
米国のウェンディー・シャーマン国務副長官は12日、2度目となる外交協議の後、ロシアが緊張緩和に関与していないとの見方を示した。