カナダのコロナ規制反対デモ、欧州に飛び火 パリとベルギーが進入禁止措置
パリ警察は10日、「この集会に起因する公共秩序違反のリスク」を理由に11日から14日まで市内の抗議運動を制限すると発表した。車列の目的は「首都の封鎖」にあるとしている。
ブリュッセル市長も同日、車列のブリュッセル進入を禁止すると発表。抗議運動の申請が行われていないことを理由に、ベルギー内務省などと連携して車列を許可しないことを決めたと説明した。
フランスの抗議デモに関連するフェイスブックのページでは、この運動を「自由」「基本的人権」のためと位置づけ、「私たちの子どもや若者の犠牲を食い止める」と主張している。
これに対してフランスのクレマン・ボーヌ欧州問題担当相は9日、フランスの放送局LCIのインタビューの中で、デモ参加者を反ワクチン陰謀論者として非難。「市民の生活を妨害しておきながら自由を装うとは矛盾している」と語った。