ウクライナで拘束の米国人2人は「ジュネーブ条約対象外」 ロシア大統領報道官
(CNN) ロシアのペスコフ大統領報道官は20日、ウクライナでロシア側に拘束されたとする米国人2人について、捕虜の人道的な扱いを定めたジュネーブ条約は適用されないとの見方を示した。
米NBCニュースとのインタビューで語った。
この2人はアラバマ州出身の39歳と27歳の男性。今月9日、ウクライナ東部ハルキウの北郊での戦闘中に消息を絶った。
ロシア国営メディアは、2人が東部ドネツク州の親ロシア派勢力に拘束されたと伝えている。
ペスコフ氏は、2人が「わが軍の要員に対する銃撃と砲撃に関与し、命を危険にさらした」と主張。責任を追及し、犯した罪を調べるために「新たな場所」で拘束されていると語った。
そのうえで、2人はウクライナ軍の兵士ではなく「傭兵(ようへい)」なのでジュネーブ条約の保護対象ではないと述べた。