イスラエル、防空システムのウクライナへの供与には「制限」
(CNN) イスラエルのヘルツォーク大統領は26日、ウクライナに対して特定の防空システムを供与するには制限があるものの、非致死性の製品については供給する用意があると述べた。
ヘルツォーク氏はCNNの取材に対し、「輸出用ではない兵器がある。敵の手に渡ると困るものがある。明らかにできない秘密もある。しかし、助けられる部分があれば、助けたい」と述べた。
ヘルツォーク氏は、イスラエルの武器供給の立場に対する批判に反論し、欧米が一部の軍備についてウクライナ政府に供与しなかったことを指摘した。
ヘルツォーク氏によれば、イスラエルは、ロシアがイラン製ドローン(無人機)を戦闘に投入したことに関して、「状況を分析している」という。
ウクライナのゼレンスキー大統領は26日、ロシアが侵攻開始後、約400機のイラン製ドローンを使って、民間人やインフラを攻撃していると述べた。
ゼレンスキー氏によれば、ロシアはイランの核開発を支援することで、ドローンに対する支払いを行っている可能性があるという。
ヘルツォーク氏はCNNの取材に対し、そうした取引に関する特定の情報は持ち合わせていないとしたが、イランが世界の秩序と安定にとっての脅威だと示すのにこれ以上の証拠は必要ないと語った。