ロシア、新年初期に最大7%の原油減産か 副首相
(CNN) ロシアのノバク副首相は25日までに、同国の原油生産を来年初期に5~7%削減する可能性があると表明した。国営テレビ「ロシア24」との会見で述べた。
減産量は1日あたり50万~70万バレルになるだろうと指摘。「わずかな量だが、(生産縮小に伴う)リスクは生じるだろう」ともした。
減産の必要性と、欧州連合(EU)などがロシア産原油に打ち出している価格上限措置との関連性にも言及。この措置を導入している国々などへのロシア産原油や石油製品の販売禁止が含まれるロシア大統領令が準備されていることに触れた。大統領令の発令の準備はほぼ整っているとも述べた。
EU、主要7カ国(G7)とオーストラリアは今月初旬に1バレル=60米ドルの価格上限措置で合意。EUはまた、ウクライナ戦争に必要なロシアの資金源の締めつけを狙って海路を通じてのロシア産原油の輸入も禁止した。