オリガルヒの没収資産をウクライナへ回す法案可決、米上院
(CNN) 米連邦議会の上院は24日までに、ロシアのプーチン大統領に近い新興財閥(オリガルヒ)から没収した資産をウクライナ国民に差し向ける修正法案を発声投票で可決した。
米共和党のグラム上院議員が発議した修正で、米国の新年度予算案に盛り込まれる見通し。
米政府はロシアによるウクライナ侵攻を受けオリガルヒの資産没収などの制裁策を打ち出していた。
グラム議員は、修正法案に基づき米司法省はオリガルヒあるいは制裁対象の組織から差し押さえた資産をウクライナ国民へ提供することが可能になると指摘。「長い苦しみに直面するウクライナ国民にとって天の恵みになろう」とし、「米国の納税者には救済でもあり、オリガルヒには不愉快な事柄となるだろう」と続けた。