「パトリオットは古い」、対抗手段を「見つける」 プーチン大統領
(CNN) ロシアのプーチン大統領は22日、米国の地対空システム「パトリオット」は「古い」と指摘し、ロシアは「常に対抗手段を見つける」と述べた。
米国は21日にパトリオットをウクライナに提供することを正式に表明した。記者からこの件でコメントを求められたプーチン氏は「パトリオットはかなり古いシステムで、我々の長距離地対空ミサイルシステム『S―300』ほど機能しない」と答えた。
「我々に対抗する人々は、パトリオットは防衛兵器だと考えている。それが彼らの言い分だ。しかしそれは彼らが思っていることであり、我々は常に対抗手段を見つける」と述べた。
「パトリオットを送る者たちは時間を無駄に使っており、紛争を長引かせているだけだ」とも語った。
米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)の説明によれば、パトリオットのレーダーシステムは「1つのユニットに監視、追跡、交戦の機能」を組み合わせており、このため防空システムの中でも性能は抜きん出ている。飛んでくる脅威に対し、パトリオットは人間のオペレーターの「最終的な発射の判断」を必要とする以外は「ほぼ自動」で対応する。