プーチン氏、核兵器の「即応態勢強化」続ける必要性を言明
(CNN) ロシアのプーチン大統領は21日、ロシアが自国の核兵器の「即応態勢の支援と強化を続ける」必要があると述べた。
プーチン氏は首都モスクワで開催された国防省の幹部会議で「我々は引き続き核兵器部隊の即応態勢を支援し、強化する必要がある。これがロシアの主権と領土保全を確保する主要な保証となる。戦略的な優先事項は世界の全体的な力の均衡だ」と述べた。
また、北大西洋条約機構(NATO)の主要加盟国がロシアに軍事的な潜在能力を使っていると非難した。
「今日、事実上NATOの主要加盟国全ての軍事的な潜在力と機会がロシアに向けられていることは周知のことだ」とプーチン氏は述べた。
さらに「戦略上の敵は我が国を崩壊させ、弱体化させ、分裂させるという目標を持っている。この目標は何世紀もの間掲げられてきた。(ロシアは)あまりに大きく、他国にとって脅威となる国で、ゆえに分解して少し小さくする必要があるというのが敵の考えだ」と述べた。
プーチン氏の演説は会議出席者らが「祖国に命を捧げた」者に黙祷(もくとう)を行った後に始まった。