ロシアとベラルーシ、西側制裁への対抗で協力 「最も緊密な同盟国」
(CNN) ロシアのプーチン大統領は19日、訪問先のベラルーシで同国のルカシェンコ大統領と共同記者会見を開き、両国に対する西側の制裁の影響力を弱めるために、両国が緊密に協力すると表明した。
プーチン氏は「ロシアとベラルーシに対する違法な措置や制裁に打ち勝つために両国は協力する」と述べ、両国が「最も緊密な同盟国で戦略的パートナー」だと位置付けた。
プーチン氏はロシアがベラルーシに対する最大の投資主体で、その規模は約40億ドル(約5500億円)に上るとも語った。
ルカシェンコ氏は両国の関係が今年あらゆるレベルで記録的に高まったと述べ、「制裁はそれを始めた者に手痛いブーメラン効果をもたらした」と指摘した。
欧州連合(EU)や米国はベラルーシに対するさまざまな制裁を実施している。政府高官に対する制裁や、空の旅、輸出の一部に対する制裁が主な内容となる。
ルカシェンコ氏は「団結した西側が醜い頭をもたげているため、我々は対応を調整する必要がある」「ロシアは我々なしでも立ちゆくが、我々はロシアなしでは立ちゆかない」と語った。