豪華客船でノロウイルスの集団食中毒、乗客乗員240人以上が症状訴え
(CNN) 豪華客船「クイーン・メリー2」でノロウイルスを原因とする集団食中毒が発生し、乗客乗員240人以上が下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴えている。米疾病対策センター(CDC)が明らかにした。
同船は3月8日に英サウサンプトンを出港し、今月6日に同地に戻る予定。カリブ海をめぐる4週間の大西洋横断クルーズは終わりに近づいている。運航しているのはカーニバル・コーポレーション傘下のキュナード・ライン。
CDCによれば、航海中に乗客2538人のうち224人がノロウイルス感染の症状を訴えた。乗員1232人中17人も体調を崩している。
専門家によると、ノロウイルスは感染力が強く、クルーズ船のように閉ざされた空間に人々が集まる状況では感染拡大の可能性がさらに高まる。
クイーン・メリー2の乗客は下痢や嘔吐などの症状を訴えており、キュナード・ラインは集団感染が確認されたことを受けて船内の洗浄や消毒を増やしているという。感染した患者は隔離され、便の検査が行われている。
キュナードはCNNの取材に対し、食中毒の症状がある乗客については緊密な観察を続けていると説明。船内は徹底洗浄を行ったと強調し、「報告された症例は既に減少している」とした。