英ジャスト・ストップ・オイル、破壊的な抗議中止へ 「絵画にスープ投げつけ」やめる
(CNN) 英国の環境活動家団体「ジャスト・ストップ・オイル」は27日、フィンセント・ファン・ゴッホの絵画「ひまわり」にスープを投げつける、「マグナ・カルタ(大憲章)」の保護ガラスを壊す、ストーンヘンジにオレンジ色の粉末塗料を吹きかける、といった破壊的な抗議行動をやめる方針を明らかにした。
ジャスト・ストップ・オイルは声明で、「オレンジの炎をまとって突如表舞台に現れてから3年、私たちは4月末をもって高視認性の安全服を脱ぐことにした」とコメント。これはジャスト・ストップ・オイルが蛍光オレンジの安全ベストを頻繁に着用していたことに言及したものだ。
広報担当者はCNNの取材に、来月26日にロンドンの議会前広場で「最後のアクション」を行った後は「ジャスト・ストップ・オイルの旗印の下では活動しない」と説明した。
ジャスト・ストップ・オイルの当初の要求は「新たな石油・ガス開発の停止」だったが、これは現在では政府方針になっているという。英政府は今月上旬、油田やガス田の新規探査の免許を発行しない考えを正式表明していた。