プーチン氏、ロシア軍が「ベラルーシ国内で軍事演習を実施中」
(CNN) ロシアのプーチン大統領は19日、ロシア軍がベラルーシ国内で「我々の国々の安全」を守るための軍事演習を実施中だと発言した。
ベラルーシ首都ミンスクでルカシェンコ大統領との共同記者会見に臨んだプーチン氏は、ロシアとベラルーシが引き続き軍事分野で緊密に協力し、軍装備品や武器の交換、開発を続けると述べた。
プーチン氏は「そうした措置は(ベラルーシ・ロシア)連合国家の外側の国境における緊張状態から必要となる」と語った。ウクライナとの戦争を指しているとみられるが、ポーランドとの関係悪化にも言及している可能性がある。
プーチン氏は質問に答える形で「ロシアとベラルーシは1つの統合された防御空間を作り出す」とも述べた。
ロシア軍はこの1年の大半でベラルーシに拠点を置いている。今年10月には、9000人のロシア兵が国境防護を目的とした部隊の「地域的な編成」の一環でベラルーシに入った。戦闘用の機体が複数のベラルーシの空軍基地に駐留したり、頻繁に飛来したりした。
ウクライナの当局者によれば、同国への巡航ミサイル攻撃の一部はベラルーシから発射された。