観光都市でも反政府デモ 1人死亡、警官19人負傷 ペルー
プーノ県では市民が黒い旗を掲げてデモ行進し、「流血を忘れてはならない」と叫ぶ参加者もいた。
ペルーの検察は10日、全土で死者を出している衝突をめぐり、ディナ・ボルアルテ大統領や閣僚に対する捜査に着手した。
デモ隊はボルアルテ大統領の辞任、議会の解散、憲法改正、カスティジョ前大統領の釈放などを求めている。
しかし10日の議会で行われた信任投票では政府側が大差で信任を勝ち取り、内閣改造や首相の辞任は免れた。
プーノ県では9日以来、デモに関係する死者が少なくとも18人に上っている。この中には、デモ隊に放火されて死亡した警官1人も含まれる。