東部バフムート周辺で「攻撃に成功」 ウクライナ軍
(CNN) ウクライナ軍は5日、戦闘が続くウクライナ東部バフムート近くで攻撃に成功していると明らかにした。
ウクライナ軍参謀本部の報道官によると、同軍はバフムートの南北でロシア軍に「圧力」をかけており、以前占領されていた場所からロシア軍を追い出し続けている。
報道官は「ウクライナ軍は部分的に成功しているクリシチウカ村のあたりで獲得した戦線を強化している。敵は予備兵を投入して強く抵抗しており、大きな損失を被っている」と説明した。
参謀本部は5日の戦況報告で、ウクライナ軍はバフムート地域のオリホボバシリウカ村とボフダニウカ村で航空機や大砲によるロシア軍の攻撃に対抗したと明らかにした。
報告によると、ロシア軍は「主にリマン、バフムート、アウジーイウカ、マリンカ方面に注力しており」、1日で40の戦闘が行われた。これらの町と、東部ルハンスク州ノボセリウスケの南方でロシア軍の攻撃を撃退したと主張した。
一方、南部ではウクライナの防衛軍は引き続きメリトポリとベルジャンスクの方面で攻撃を行っている。戦況報告で「獲得した戦線を強化し、特定された標的に砲撃を加え、対砲兵射撃を実行している」と明らかにした。
参謀本部によると、ザポリージャとヘルソンの方面ではロシア軍は主にウクライナ軍の進軍阻止に戦力を注いでいる。
ロシア軍は1日で多連装ロケットシステムから59回攻撃を加え、空爆を47回行ったという。