ロシア外務省、黒海穀物輸出協定の延長は「根拠なし」

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ボスポラス海峡を進むウクライナ産の穀物を積んだ貨物船/Yasin Akgu/AFP/Getty Images

ボスポラス海峡を進むウクライナ産の穀物を積んだ貨物船/Yasin Akgu/AFP/Getty Images

(CNN) ロシア外務省は4日、国連などが仲介した黒海経由のウクライナ産穀物輸出の協定を延長する根拠はないとの見解を示した。同協定は今月17日に期限を迎える。

外務省は声明で、アフリカやアジア、南米の貧しい国々への援助が目的だった「黒海イニシアチブ」は、「食料が十分足りている」国々へのウクライナ産穀物の純粋な商業輸出になっていると主張。また、西側諸国が対ロシア制裁の緩和を拒否していることを非難した。

その上で同省は「黒海イニシアチブをさらに継続する根拠がないことは明らかだ」と主張した。

同協定はウクライナ産の輸出用穀物を運搬する船舶の安全な航行を保証するもので、国連とトルコの仲介で昨年7月に結ばれた。以降、延長されており、直近では5月に2カ月延長された。

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