ジンバブエ大統領選、現職ムナンガグワ氏の勝利発表
欧州連合(EU)の選挙監視団は25日の暫定報告で、選挙の過程で「基本的な自由」が制限され、暴力や威嚇行為がみられたと指摘した。
24日には、最終的な集計が発表される前に結果の公表を図ったとして、選挙監視要員約40人が逮捕された。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによると、国内NGOが選挙当日にみられた不正の詳細を報告した後で逮捕者が出た。
ムナンガグワ氏が率いる与党「ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU―PF)」は1980年の独立以降、同国の政権を掌握してきた。
ムナンガグワ氏は、ムガベ前大統領が2017年に政権の座を追われた後を継ぎ、18年の大統領選でチャミサ氏を破って当選。チャミサ氏は当時も不正選挙を主張していた。