ジンバブエ外相、新型コロナで死去
(CNN) ジンバブエ政府の報道官は20日、同国のシブシソ・モヨ外相が新型コロナウイルスに感染して死去したと明らかにした。
モヨ氏は元陸軍士官で2017年11月15日、テレビの全国放送を通じて当時のムガベ政権に対するクーデターを発表したことで知られる。
ジンバブエのムナンガグワ大統領はモヨ氏の死去に哀悼の意を表明。同国が「献身的な公の奉仕者にして真の英雄」を失ったと述べた。
またツイッターへの投稿で「1人の友人を失った。彼は生涯を通して戦った。ジンバブエが自由の国となれるように」とつづった。
外務省もモヨ氏について「ジンバブエをより良くするため休むことなく戦った人物だった」と弔意を示した。
Today we mourn the passing of Foreign @MinisterSBMoyo.
— Ministry of Foreign Affairs and Int Trade (@MoFA_ZW) January 20, 2021
We remember him as a man who fought tirelessly for a better Zimbabwe.
His humour, good grace and devotion to public service will be greatly missed by everyone here at the @MoFA_ZW.
May God rest his soul. pic.twitter.com/RHH5sPJfj7
ジンバブエでは新型コロナの感染が急拡大している。米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると同国の新型コロナ感染件数は累計で2万8675件、死者は825人だが、このうち半数以上は昨年のクリスマス以降に記録されたものだ。
同国の医師の団体は国内の医療施設について、増大する入院患者の数に対応できていないと訴えている。