猛烈なハリケーン直撃 全通信が途絶、被害状況把握できず メキシコ南部アカプルコ
メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール大統領は25日午前、死傷者の情報は入っていないと述べた。しかし現地の通信システムは、警察や消防なども含めて全てダウンしている。建物などの被害や、道路が土砂崩れで寸断されているとの報告は入っているという。
土砂崩れの影響を受けた道路を横断する男性=25日、メキシコ南部ゲレロ州アカプルコ近郊/Marco Ugarte/AP
現地は通信が途絶え、空路でも到達できないことから、政府当局者は被害状況を調べるために車でアカプルコに向かっている。
電力会社によると、ゲレロ州では50万戸以上が停電に見舞われていたが、うち40%は復旧した。
大統領は24日夜、ゲレロ州沿岸部の住民に避難を呼びかけ、河川などに近付かないよう促していた。