ハマスに連行されたドイツ系イスラエル人女性の死亡確認
(CNN) イスラム組織ハマスがイスラエルにかけた奇襲攻撃で、音楽フェスティバルの会場から連れ去られたドイツ系イスラエル人女性の死亡が確認された。イスラエル外務省が30日に発表した。
女性はシャニ・ルークさん(23)。捜査関係者がCNNに語ったところによると、頭蓋骨(ずがいこつ)の頸(けい)動脈に近い部分の骨片が見つかり、DNA鑑定でルークさんの骨と確認された。
イスラエル国立法医学センターのクゲル所長を含む保健当局の専門家5人が判定を下した。
ルークさんは今月7日、ハマスの襲撃を受けた音楽フェスに参加していた。イスラエル外務省によると、ハマスの拷問を受けてパレスチナ自治区ガザ地区内を連れ回され、「計り知れない恐怖」にさらされた。
イスラエルの救急ボランティア団体「ザカ」によると、同国南部の音楽フェス会場では260人あまりの遺体が発見された。CNNの分析によれば、死者の人数はさらに多かった可能性がある。