ガザで殺害された子ども3週間で3千人超、世界の紛争の年間死者数上回る
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区でイスラエル軍の攻撃によって殺害された子どもの数が3週間で3000人を超え、過去4年の間に世界の紛争で命を落とした子どもの年間総数を上回った。国際NGOのセーブ・ザ・チルドレンが明らかにした。
ガザ地区を実行支配するハマスの保健当局によると、10月7日以来、ガザで死亡が伝えられた子どもは3000人を超えた。
「恐ろしい数字だ。ガザでは今現在も暴力が続いているばかりか拡大しており、さらに多くの子どもたちが重大な危険にさらされている」。セーブ・ザ・チルドレンはそう指摘した。
セーブ・ザ・チルドレンが引用した国連事務総長の年次報告書によると、世界の武力衝突によって殺害された子どもの数は、2022年が24カ国で2985人、21年は2515人、20年は2674人だった。
19年は4019人の子どもが世界の紛争で殺害されたと国連は報告している。
ガザでの即時停戦を求める声にはセーブ・ザ・チルドレンも加わった。
今回の衝突による死者は、10月30日の時点でイスラエルが1400人以上、ガザ地区は少なくとも8260人に上っている。