イスラエル軍、ガザを南北に二分
(CNN) イスラエル国防軍(IDF)のラーナー報道官はCNNの取材に対し、イスラエル軍は5日にパレスチナ自治区ガザ地区の海岸に到達して以降、ガザ市を包囲しており、ガザ市へと進軍を続けていると述べた。
ラーナー氏は6日、「(ガザの)北部と南部は互いに分断され、イスラエル軍の管理下にある」と述べた。
ラーナー氏は、ガザ市について、「イスラム組織ハマスのテロ活動の要塞(ようさい)」と呼び、イスラエル軍が断固としてハマスを撲滅すると語った。
これより前、イスラエル軍のハガリ報道官も、イスラエル軍がガザを二分したと述べていた。
ハガリ氏は5日、「実質的に、ガザ北部とガザ南部がある。我々は海岸に到着し、イスラエル軍がこの線を強化している」と述べていた。
ハガリ氏は、イスラエル軍がガザ北部とガザ市の住民が南へ移動できるようにする回廊を認めると主張した。
ハガリ氏によれば、この回廊は南への一方通行のものとなる。イスラエル軍が攻撃を続け、ガザ北部とガザ市での地上作戦を継続するという。
CNNはこれまでも、イスラエル軍の空爆によって避難区域周辺でパレスチナの民間人が殺害されたことを記録しており、避難区域やイスラエル軍からの警告が人口密度の高いガザの民間人の安全を保障している現実が浮き彫りとなっている。