「ミサイルが枯渇」、ロシアによる発電所攻撃受け ウクライナ大統領

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ウクライナ軍の陣地を視察するゼレンスキー大統領=9日、ウクライナ北東部ハルキウ州/Ukrainian Presidential Press Service/Handout/Reuters

ウクライナ軍の陣地を視察するゼレンスキー大統領=9日、ウクライナ北東部ハルキウ州/Ukrainian Presidential Press Service/Handout/Reuters

(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領はこのほどインタビューで、首都キーウで最大の発電所が破壊された先週のロシアの空爆に触れ、ウクライナは防空兵器不足で攻撃を阻止できない状況だったと明らかにした。

ゼレンスキー氏によると、ロシアはトリピリスカ発電所に11発のミサイルを発射した。ウクライナの防空システムで最初の7発を迎撃したものの、その後の4発が発電所を破壊したという。

ゼレンスキー氏は15日放送の米公共テレビPBSのインタビューでその理由に答え、「我々にはミサイルがないからだ。ミサイルが全て枯渇した」と明らかにした。

ゼレンスキー氏は協力国に対し、ロシアが最近ウクライナのエネルギーインフラへの攻撃を再開する中、ウクライナの防空システムは危険なほど手薄になっていると繰り返し警告していた。ただ、米連邦議会では切実に必要とされる軍事支援策がもう何カ月も下院共和党の妨害に遭っている。

ゼレンスキー氏はイランのイスラエル攻撃が阻止されたことにも触れ、西側諸国は同盟国の空を守ることができたと指摘。イランはイスラエルに対して300発以上の飛翔体(ひしょうたい)を発射したが、この攻撃は米国や英国、フランス、ヨルダンの防空支援で食い止められた。

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