次世代の「終末の飛行機」開発へ、米企業が元大韓航空旅客機を購入

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ローマのフィウミチーノ空港に着陸する大韓航空の747ー8型機/Fabrizio Gandolfo/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

ローマのフィウミチーノ空港に着陸する大韓航空の747ー8型機/Fabrizio Gandolfo/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

米コロラド州に拠点を置くシエラネバダ社の広報は10日、大韓航空のジェット機を購入したことを確認したものの、それ以外の詳細は明らかにしなかった。

ただ、米空軍は先月26日、シエラネバダ社に「高生存性空中作戦センター」の開発・生産を委ねる130億ドル(現在のレートで約2兆250億円)規模の契約を付与している。「高生存性空中作戦センター」は新たな終末の飛行機の正式名称。国防総省によると、このプロジェクトの作業は2036年までに完了するとみられている。

米空軍の報道官は10日、契約が4月に付与されたことを確認した。

シエラネバダ社は昨年、オハイオ州にあるデイトン国際空港に約9290平方メートルの修理・整備施設を開設しており、同様のサイズの二つ目の格納庫の建設も始まっている。

デイトンの施設を描いた完成予想図には、施設内に駐機する747―8型機が描かれている。

747―8型機は、1980年代に米空軍で就航した旧式の比較的小さな747―200型機をアップグレードするものになる。

公式サイトによると、大韓航空は昨年10月の時点で、747―8型機を9機保有していた。

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