軍馬がまたロンドン市内を疾走、4月に続き3頭が脱走騒ぎ

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ロンドン市内を暴走する軍馬を捉えたタクシー運転手撮影の動画の静止画像/@Davenoisome/PA

ロンドン市内を暴走する軍馬を捉えたタクシー運転手撮影の動画の静止画像/@Davenoisome/PA

(CNN) 英ロンドンで1日午前、陸軍騎馬隊の軍馬3頭が脱走して市中心部を暴走する騒ぎがあった。ロンドンでは4月にも軍馬5頭が疾走して人や馬が負傷していた。

1日の騒ぎでは、兵士5人と軍馬6頭が定例の訓練を行っていたところ、誘導されていた先頭の馬がロンドンバスに驚いて暴走し、続く2頭が騎手を振り落として暴走を始めた。

陸軍の報道官はCNNに寄せた声明で、騎兵隊の馬3頭が訓練中に脱走したことを確認。3頭ともすぐに保護されて無事だったと発表した。1頭は軽傷を負ったものの、それ以上の治療は必要ない状態だとしている。兵士らにけがはなかった。

馬たちはセビルストリートを突き抜けて、サウスイートンプレイスで1頭がつかまった。残る2頭はベルグレーブロードを抜け、ボクスホール橋まで行ったところで保護された。

ロンドン市内を走行中だったタクシー運転手は、自分の車の前を走る2頭の映像を投稿している。

陸軍の報道官によると、脱走した馬たちは全頭が「迅速かつ安全に保護された」/@Davenoisome/PA
陸軍の報道官によると、脱走した馬たちは全頭が「迅速かつ安全に保護された」/@Davenoisome/PA

英国防省は、全頭が保護されて、午前9時55分までにハイドパーク厩舎(きゅうしゃ)に戻ったことを確認した。騎兵隊は国王の公式警護隊として式典に参加しており、ハイドパーク厩舎はバッキンガム宮殿のすぐ近くにある。

1日に脱走した3頭は、4月の騒ぎで脱走した5頭とは別の馬だった。

4月に脱走して負傷した馬のうち3頭は、その後任務に復帰して国王誕生日の祝賀パレードにも参加した。残る2頭も回復に向かっており、「いずれ任務に戻る」予定だと陸軍は6月初めの時点で説明していた。

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