レバノンからイスラエルに120発の飛翔体

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イスラエルの空爆により煙が上がる村=23日、レバノン南部/Stringer/AFP/Getty Images

イスラエルの空爆により煙が上がる村=23日、レバノン南部/Stringer/AFP/Getty Images

(CNN) イスラエル軍は23日、レバノンからイスラエルに向けて少なくとも120発の飛翔(ひしょう)体が発射されたと明らかにした。

イスラエル軍によれば、4発の飛翔体はイスラエル中部に向けて発射され、そのうちの2発を迎撃した。迎撃した際の飛翔体の破片がクファル・サバの町などに落下した。

当局者や援助機関によれば、イスラエル軍はレバノン南部やパレスチナ自治区ガザ地区で攻撃を実施している。

レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは、殺害された最高指導者ナスララ師の後継者の一人とみられていたサフィエディン師の死亡を確認した。イスラエル軍は、サフィエディン師について、3週間前にベイルートで行った空爆によって他の司令官らとともに死亡したと発表していた。

レバノンの医師の団体が中東カタールの衛星放送局アルジャジーラに語ったところによれば、イスラエル軍の空爆が国内の多数の病院に影響を与えており、5カ所が運営できなくなったほか、22カ所が部分的に損傷した。

ガザ北部の医療従事者は23日、イスラエル軍の爆撃が激しくなるなか、医療物資の不足が深刻だと訴えた。ベイトラヒアの病院の幹部はCNNの電話取材に答え、「ガザ北部ではあらゆるところで死のにおいがする」と述べた。イスラエル軍の激しい攻撃のため、救急車が負傷者を搬送できないという。

イスラエル軍は23日、ガザでの支援をめぐる方針に変更はないと明らかにした。イスラエルに対しては、バイデン米大統領が先週、書簡を送ってガザの人道状況の改善を求め、改善されない場合には軍事支援の見直しを行うと示唆していた。

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