シリア反体制派、第2の都市アレッポの大部分を制圧
シリア国防省によると、アレッポへの攻撃で軍の兵士数十人が死亡した。同省は反体制派がアレッポに入ったことを認める一方、反撃に向けて援軍を送り込んでいると述べた。
ロシア国営メディアによると、反体制派の攻勢に対し、ロシア空軍がアレッポや隣接するイドリブ県で反体制派への空爆を実施した。シリア国防省も30日、「ロシアとシリアの戦闘機」がアレッポ一帯で「テロリストの会合、移動、補給線」に対する攻撃を実施したと発表した。
現地の活動家やジャーナリストがCNNに語ったところによると、ロシア軍は11月27日以降、アレッポやイドリブの反体制派拠点を少なくとも10回空爆した。シリア軍が30日に実施したアレッポ市内への空爆で、死傷者が出たとの情報もある。
30日に市内西部の空爆現場で撮影された映像には、少なくとも7人の遺体と、重いやけどを負った人々が映っている。シリア軍、ロシア軍のどちらによる空爆だったかは明らかでない。