米裁判所、トランプ氏に箝口令違反で罰金140万円 収監も警告

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開廷を待つトランプ前大統領=4月30日、米ニューヨーク市/Seth Wenig/Pool/AP

開廷を待つトランプ前大統領=4月30日、米ニューヨーク市/Seth Wenig/Pool/AP

(CNN) トランプ前米大統領が元不倫相手に支払った「口止め料」を不正に処理したとされる事件の裁判で、ニューヨーク・マンハッタンの裁判所は4月30日、トランプ氏が箝口(かんこう)令に繰り返し違反したとして罰金9000ドル(約140万円)を科した。違反と認められた投稿の削除も命じ、命令に従わなければ収監の可能性もあると警告した。

箝口令違反となったのは、トランプ氏のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿7件と、選挙活動のウェブサイトへの「問題のある投稿」2件。

裁判を担当するフアン・マーシャン判事は同日の公判の冒頭、9件の箝口令違反があったとして、1件あたり1000ドルの罰金を科した。また違反している投稿を同日午後2時15分までに削除することも命じた。さらに、命令に意図的に従わなかった場合、収監の可能性もあるとした。

マーシャン氏が決定を読み上げる間、トランプ氏は特に反応を示さなかった。

トランプ氏への箝口令では、証人や陪審、検察、裁判所職員、また検察及び裁判所職員らと、その家族について公言することを禁じている。

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