トランスアジア航空、パイロット10人が試験に不合格

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墜落の瞬間、エンジン停止か

(CNN) 台北で4日に起きた復興(トランスアジア)航空機の墜落事故を受けて行われたパイロットの口頭試験で、同社のパイロット10人が不合格となったことが明らかになった。

復興航空によれば、不合格となったパイロットは再訓練を受けなければ搭乗は認められない。彼らの総飛行時間は平均して6900時間で、商用機のパイロットとしてはけっして長いほうではない。

口頭試験を通過した39人のパイロットは、次にシミュレーターを使った試験を受けることになる。この試験に落ちた場合も搭乗は認められないという。

まだ試験を受けていないパイロットも19人いるが、試験が終わるまでは搭乗できない。

この試験は台湾の航空当局が、墜落機と同じATR社製の双発プロペラ機を操縦するパイロットに対して勧告していたもの。

4日の事故では42人が死亡し、残る1人の行方不明者の捜索が続いている。10日に発見された2人の遺体は、墜落現場から下流に600メートル流されていたが、座席にシートベルトでつながれた状態だったという。

台北市によれば、残る1人の捜索にはボート51隻と3機のヘリコプター、450人以上の人員が投入されている。

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