欧州人工衛星、大気圏突入で炎上・分解 被害報告なし
(CNN) 欧州宇宙機関(ESA)は11日、燃料を使い果たした人工衛星「GOCE」が日本時間の同日午前9時ごろ、大気圏に突入して炎上し分解したと発表した。
大気圏に突入したGOCEは、シベリア、太平洋西部、インド洋東部、南極の上空を通過したという。
ESAは、「衛星は予想通り、大気圏の上層で分解した。被害の報告は入っていない」としている。
GOCEは重さ約900キロ、全長5メートル。地球の重力分布や海洋循環パターンなどを調べる目的で2009年に打ち上げられ、今年10月21日に燃料を使い果たしていた。