「ブラピ追悼」はデマ、クリックしないで フェイスブックが警告
ニューヨーク(CNNMoney) 米俳優ブラッド・ピットさんが死亡したと思わせる追悼記事へのリンクがフェイスブックで出回っている。芸能情報サイトのTMZが27日に伝えた。
フェイスブックはユーザーに対し、ブラッド・ピットさんが亡くなっていないことを強調。問題の投稿をクリックすれば、自分のアカウントを乗っ取られる恐れがあるとして注意を呼びかけている。
問題の投稿は米フォックスニュースの記事に見せかけてあり、「R.I.P Brad Pitt(ブラッド・ピットよ、安らかに)」という見出しが付いていた。
これは何者かが仕組んだデマだとフェイスブックの広報は強調。リンクをクリックすると、ユーザーをだましてフェイスブックのユーザー名とパスワードを入力させる画面が表示されるといい、うっかり入力してしまえば自分のアカウントを乗っ取られることもある。
この手口には、ブラウザーの悪質な拡張機能に起因するウイルスが使われているという。「フェイスブックは数年前から、ユーザーのコンピューターでウイルスが検出されるとこれを通知し、駆除の手伝いをしている」と同社広報は説明する。
サイバーセキュリティーの専門家は、問題の投稿のリンク先のサイトも閲覧してはいけないと警告した。同サイト上で見つかった「中国語のコメント付き」のコードは、悪質なコードである可能性が極めて大きいとしている。