独身女性の48%、結婚よりもまず同居 米調査
(CNN) 米国で男性と結婚しないまま同居を始めた15~44歳の独身女性が48%に増えたことが、米疾病対策センター(CDC)がこのほどまとめた実態調査で判明した。
調査は2006~10年に1万2279人を対象に実施した。結婚せずに男性と初めて同居した女性の割合は、2002年調査の43%、1995年調査の34%に比べてさらに増加している。
20歳になるまでに男性と同居する女性は4人中1人、30歳までにはほぼ4人中3人を占める計算になるという。報告をまとめた専門家はこの結果について、「女性と男性の同居はごく普通になった」と解説する。全体的にみると、こうしたカップルほど関係が長続きし、高い確率で結婚に結びついているという。
交際相手と同居した女性のうち40%は3年以内に結婚し、32%はそのままの関係を維持、別れたのは27%だった。同居して1年以内に妊娠した女性は約20%と、2002年の18%、1995年の15%よりも増えている。
一方、結婚を機に男性と初めて同居したという女性は23%にとどまり、2002年調査の30%、1995年調査の39%に比べてさらに減少した。
ボーイフレンドと9年以上同居を続け、最近女児を出産したニュージャージー州の女性は「軽々しく結論を出さないためにも、結婚によって生じるかもしれない問題について話し合って対応を見極めるためにも、結婚する前に同居することを勧める」と話している。