トルコ首相が外遊から帰国 「デモは民主性失った」
イスタンブール(CNN) 北アフリカ諸国を訪問していたトルコのエルドアン首相は7日未明、帰国した。反政府デモが続く中、首相は警察の対応が適切だったか調査すると約束する一方で、デモ自体については批判した。
イスタンブールの空港でエルドアン首相は多くの支持者の歓声に迎えられた。「今回のデモはあらゆる民主的性質を失った」と、首相は自らの写真で飾られたバスから呼びかけた。首相は、抗議者が選挙で現政権を倒せなかったために法を破ったのだと批判した。
首相はまた、警察がデモ隊に対して過剰な実力行使を行った可能性があるとして、調査を命じたことを明らかにした。
イスタンブール中心部ゲジ公園の再開発への抗議に端を発した反政府運動は、当初は小規模な座り込みだった。だが機動隊が催涙ガスを浴びせるなどしたために、抗議活動はバリケードを築いたり瓶を投げるといった行為に発展した。