米国とタリバーンが協議へ、現状と見通しは
(CNN) アフガニスタンの反政府武装勢力タリバーンと米国との協議が20日にカタールの首都ドーハで行われる見通しとなった。
タリバーンは先ごろ、カタールに交渉の窓口となる事務所を開設するなど、アフガンや米国をはじめとする国際社会との関係改善を進める動きを見せつつある。
米国とタリバーンとの協議を前に、現在の状況や協議に至った背景について整理する。
・協議の内容は
タリバーンはカタールに事務所を開設し、そこでアフガンと米国の当局者とアフガン紛争の終結に向けた協議を始める。
・何らかの重要な取引が行われるのか
タリバーンが、2014年の駐留軍撤退後も米国がアフガンに基地を維持することを受け入れ、米軍基地を攻撃しないことで合意することは可能だろいう。
・双方の要求内容は
米国はタリバーンに国際テロ組織アルカイダとの関係断絶を求めるとみられる。一方、タリバーンはこれまで、アフガンからのすべての外国軍の撤退を要求してきたほか、アフガン政府と軍事組織の中に一定数の代表を参加させることを求めてきた。また現在米国に拘束されているメンバーの釈放も求めている。
・交渉相手はどのタリバーンか