中国の衛星画像に海上の物体、マレーシア機と関連か
(CNN) マレーシア航空の旅客機が消息を絶った問題に関連して、中国の国家国防科学技術工業局は12日、同国の衛星が海上に浮かぶ不審な物体をとらえたと発表した。この地点が墜落現場だった可能性もあるとしている。
発表によると、衛星画像には海上に浮かぶ3つの物体が写っており、大きさはそれぞれ13×18メートル、14×19メートル、24×22メートルだった。消息を絶っているボーイング777―200ER型機は翼幅61メートル、全長約64メートル。
この画像は同機が消息を絶った翌日の9日午前11時ごろに、マレーシアとベトナムの間のタイ湾と南シナ海が合流するあたりの海域で撮影されたという。
同機の残骸と思われる物体や油膜などが見つかったという情報はこれまでにも何度か伝えられた。しかし米運輸安全委員会(NTSB)の元幹部は、今回の発見場所は同機が通過したはずの場所と重なると指摘し、「できるだけ早く船舶や航空機をこの場所に派遣すべきだと思う」と話している。
マレーシア航空当局は13日早朝、中国の発表について、まだこの画像を見ていないと発言。空軍関係者は同日、空軍機が現場に向かうと語った。