米軍、イラク過激派をさらに空爆 大統領は長期戦を示唆

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米がイラクで空爆

(CNN) 米軍は9日、イラク北部で前日に引き続き、戦闘機と無人機からイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に対する空爆を実施した。オバマ米大統領は記者団との会見で今後の日程を示さず、長期戦となる可能性を示唆した。

米軍の発表によると、米軍機は北部アルビル近郊で、「イスラム国」がクルド系少数宗派ヤジディ教徒への攻撃を仕掛けているとみられる拠点を空爆した。

北部モスルの保健当局者はCNNに、この空爆で「イスラム国」の戦闘員少なくとも16人が死亡したと述べたが、国防総省はコメントを出していない。

米軍はまた、北部シンジャル近郊で9日、ヤジディを攻撃していた「イスラム国」の装甲人員輸送車(APC)2台を空爆。約20分後に現れたAPC2台とトラック1台に対しても空爆を実施した。約3時間後にはさらにAPC1台を攻撃したと発表している。

オバマ大統領はホワイトハウスでの会見で、「これは数週間以内に解決できるような問題ではない」と指摘。「イスラム国」の勢力を抑えるためにはイラクの治安部隊を強化するとともに、より包括的な政権を樹立させる必要があると述べ、「長期的な取り組みになる」との見方を示した。

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