スペインのエボラ熱終息を宣言 WHO
(CNN) 世界保健機関(WHO)は2日、スペインのエボラ出血熱終息を宣言した。同国内で2次感染した看護助手のテレサ・ロメロ・ラモスさんは完治して、11月上旬に退院していた。
ロメロさんに陰性反応が出て以来、エボラウイルスの潜伏期間の2倍に当たる42日が経過しても、スペイン国内で新たな感染は確認されなかった。
WHOによれば、スペイン当局はロメロさんと接触のあった87人の経過を観察し、このうち15人は特に危険が大きいとしてマドリードの病院に隔離していた。
また、ロメロさんの治療に当たった病院職員145人も経過観察の対象となった。
WHOは、スペイン政府が取った感染の可能性がある人の特定や感染拡大防止などの措置を評価している。
ロメロさんは、西アフリカでエボラ熱に感染してスペインに帰国した宣教師の看護にかかわって感染した。宣教師は死亡した。