パリで大規模行進、世界の首脳が参加 仏紙襲撃
(CNN) フランスで先週起きた連続テロに抗議する大規模な行進が11日、パリ市内で実施され、世界各国の首脳らが参加した。国連の仏代表部によると、参加者数は同国史上最大規模となる370万人以上に及んだ。
行進にはオランド仏大統領に加え、キャメロン英首相やメルケル独首相、ラホイ・スペイン首相らが顔をそろえた。対立関係にあるパレスチナ自治政府のアッバス議長とイスラエルのネタニヤフ首相もともに駆け付けた。現場からの写真は、メルケル首相がオランド大統領の肩にそっと頭を寄せる場面をとらえている。
行進は午後3時にパリ中心部の共和国広場を出発。多くの人がそのまま夜までとどまった。この中には仏イスラム評議会(CFCM)のブバクール会長の姿もあった。
参加者らは、事件で襲撃された風刺週刊紙「シャルリー・エブド」の名前を取った「私はシャルリー」というスローガンなどを掲げ、手をつないで歌うなどしてテロへの抗議と連帯を示した。
カズヌーブ仏内相らによると、当局は2300人の警官らを出動させ、狙撃手や私服警官、対テロ要員を配置するなど厳戒態勢を取った。