ISIS、イラクで40人を焼殺か
(CNN) 報道によると、イラクのアンバー州でイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が、40人あまりに火を放って殺害した。同州の当局者はCNNの取材に対して18日、報道された内容は事実だと語った。
当局者によれば、同州バグダディの前線付近でISISが警察官や部族関係者など少なくとも40人を殺害した。ほとんどは「焼き殺された」としている。
バグダディは大部分がISISに制圧されていた。米兵約400人がイラク軍パイロットの訓練のために駐留しているアインアルアサド空軍基地は、同地から15キロ足らずの距離にある。
ISISは過去に何度も人質の殺害場面を写したとする写真や映像を公開してきたが、今回はそうした写真は公開されていない。
しかし米国防総省のカービー報道官は18日の記者会見で、画像が存在していて解析を進めていることを明らかにした。「現時点で信憑(しんぴょう)性を確認できる立場にない」としながらも、「この集団が罪のない市民らに対して行ってきた残虐行為を考えれば、事実だったと分かったとしても誰も驚かない」と付け加えた。
17日の時点でISISは、制圧したバグダディの街の様子を映したとみられる写真をソーシャルメディアに投稿していた。写真には、バグダディの行政庁舎やイラク軍兵士の遺体が写っている。