ノーベル医学生理学賞、新型コロナのmRNAワクチンへの功績で2氏に

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ノーベル医学生理学賞は、新型コロナウイルス感染症に対するmRNAワクチンへの貢献を評価し、カタリン・カリコ氏とドリュー・ワイスマン氏に贈られる/Jonathan Nackstrand/AFP/Getty Images

ノーベル医学生理学賞は、新型コロナウイルス感染症に対するmRNAワクチンへの貢献を評価し、カタリン・カリコ氏とドリュー・ワイスマン氏に贈られる/Jonathan Nackstrand/AFP/Getty Images

(CNN) スウェーデンのカロリンスカ研究所は2日、今年のノーベル医学生理学賞をカタリン・カリコ氏とドリュー・ワイスマン氏に授与すると発表した。新型コロナウイルス感染症に対するmRNAワクチンへの貢献が評価された。

カロリンスカ研究所によると、両氏は2005年に論文で研究結果を発表したが、当時はほとんど注目が集まらなかった。だが、研究はその後、新型コロナ禍で人類に貢献する極めて重要なワクチン開発の礎を築くことになった。

同研究所は、両氏が「mRNAが我々の免疫システムと相互作用する方法についての理解を根本的に変えた」点で「画期的発見」をしたと評価。現代における最大級の健康への脅威の中で「ワクチン開発の前例のないスピード」の実現に貢献したと言及した。

カリコ氏はハンガリー生まれの米国人生化学者、ワイスマン氏は米国人医学者で、2人とも米ペンシルベニア大学の教授。両氏の研究は製薬会社の米ファイザーや独ビオンテック、米モデルナがmRNAを利用したワクチン生産で新たな手法を採る際の基礎となった。

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