米FDA、オミクロン新系統対応のワクチンを承認

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新型コロナウイルスのオミクロン株の新系統「XBB.1.5」に対応する米ファイザー製とモデルナ製のワクチンが承認された/Lea Suzuki/San Francisco Chronicle/AP/FILE

新型コロナウイルスのオミクロン株の新系統「XBB.1.5」に対応する米ファイザー製とモデルナ製のワクチンが承認された/Lea Suzuki/San Francisco Chronicle/AP/FILE

(CNN) 米食品医薬品局(FDA)は11日、新型コロナウイルスのオミクロン株の新系統「XBB.1.5」に対応する米ファイザー製とモデルナ製のワクチンを承認した。

両社によると、米国で現在流行中の「EG.5」にも効果があるとの試験結果が出ている。

FDAの承認は12歳以上が対象で、生後6カ月から11歳までの子どもには緊急使用許可を出した。

生後6カ月から4歳でワクチンを一度も打っていないグループは、ファイザー製なら3回、モデルナ製なら2回の接種を受けられる。接種歴がある場合の回数や時期は、これまでの接種回数によって異なる。5歳以上については、前回から少なくとも2カ月経過していることを条件に、接種歴にかかわらず1回接種できるとした。

これを受けて、米疾病対策センター(CDC)の予防接種諮問委員会が12日の会合で安全性と効果を検討し、使用を勧告する見通し。数日のうちに全米の薬局や医療機関での接種が可能になる。

米国では夏の終わりから新型コロナによる入院患者が増加している。秋から冬にかけてインフルエンザ、RSウイルスと同時に流行する可能性が指摘されている。

FDAは11日、今後の新型コロナワクチンについて、特に感染力の強い変異株が出現しなければ、インフルエンザワクチンと同じく1年ごとに株を変更するペースになるとの見通しを示した。

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