使う言葉が脳をコントロールする~心の持ち方を変えるだけで劇的に変わる英会話学習
変身願望と英会話
スイッチングコストを克服する
ただ、いくら英会話が瞬発力を鍛え、脳の健康にいいと分かっても、社会人にはどうしても越えにくい壁もある。
例えば、
1)忙しくて英会話学校に行く時間がない。
2)費用がかかる。
3)みんなの前で間違えるのが恥ずかしい。
など、「時間」、「お金」、「メンタル」の問題が英会話学習のネックになっている。この時間、お金、メンタルの問題を取り除こうとする際に働く負担のことを「スイッチングコスト」と呼ぶ。
人間は誰しも、いざ、新しいことをするとなると億劫になる。それは時間、お金、メンタルの3つが問題になってくるからだ。英会話でも同じで、変化(=スイッチ)に伴う負担(=コスト)が学習への歩みを躊躇させる。
ただ、英会話を学んでみたいと思う背景には、少なからず心のどこかに強い変身願望があるのは確かだ。そこを見逃してはいけない。新しい人達と関わりたい、異文化を知りたいなど、英語をフィルターとして、非日常を描きたいという思いがある。この、“理想とする非日常の輪郭”がちょっとずつ描かれて現実に思えてきた時、スイッチングコストの悩みが小さくなり自己変身への決断に至ることができる。
英会話学習をためらっている人には、変身願望をもっともっと強くして、変わる未来の自分を思い描くと良いだろう。そうしたら、スイッチングコストの敷居はぐっと低くなるはずだ。これほどまでに、英会話学習は心の持ち方と強く関わっているのだ。
瞬発力に、こうなりたいという非日常の刺激が加わると、英会話は快感となる。快感刺激が度重なるごとに「ことば回路(言語力)」の筋肉がムキムキになっていく。
大事なことは、筋肉はただの一回の刺激では形成されない。続けてトレーニングすることだ。反復練習が必要不可欠になってくる。