ペンギンとランダムハウスの合併を承認 米司法省
(CNN) 米出版大手ランダムハウスと英ペンギンの親会社は14日、昨年10月に合意した合併をめぐり、米司法省が合併を承認したと発表した。
司法省が条件をつけずに独占禁止に関する審査を終えたことで、事実上の承認となった。欧州委員会の承認を得られれば、世界最大手の出版社が誕生する運びとなる。
ランダムハウスは独メディア大手ベルテルスマンの、ペンギンは英ピアソンの子会社だ。ベルテルスマンとピアソンが傘下の出版2社の合併計画を発表したのは昨年10月。両社は新会社が英語の書籍市場の約25%のシェアを占めることになると予想。規模の拡大によって電子書籍市場からの利益を確保するとともに、アマゾンやアップル、グーグルといった紙の書籍や電子書籍の販売会社との交渉を有利に進められるとの見通しを示していた。
ベルテルスマンが昨年10月に合併を発表した際の声明によれば、新会社の社名は「Penguin Random House(ペンギン・ランダムハウス)」になるという。