モデルにして起業家 「モデルプレナー」がファッション業界の最前線
(CNN) スーパーモデルのリンダ・エバンゲリスタさんがかつて、1日1万ドル未満では目を覚まさない、と語ったことを覚えているだろうか。ファッション誌ヴォーグに1990年に掲載されたこのコメントはそれ以降のエバンゲリスタさんのキャリアについて回った。
しかし、20年以上が経過し、モデルにして起業家(アントレプレナー)である今日の「モデルプレナー」たちから見れば、1万ドルは、はした金にすぎないようだ。
ベッドから起き上がり、4200万ドル(約42億円)を手に入れるのはどうだろう。経済誌フォーブスによる最新の裕福なモデルのランキングによれば、ブラジル出身のジゼル・ブンチェンさんは1年間で4200万ドルを稼いだ。
ランウエーを歩くだけではこれだけの大金を稼ぐことは無理そうだが、実際にそれは不可能だ。ブンチェンさんはただモデル業をしているだけで、数百万ドルを生み出しているわけではない。ブンチェンさんは「H&M」や「シャネル」の高額なコマーシャルに出演しているほか、自身のブランドのフットウエアも持っている。
新時代に入り、早ければ16歳くらいの少女が自身の名を冠したブランドを展開し始めている。